裕福な家庭に育ち、厳格な父の元、大学を優秀な成績で卒業した1人の青年が、物質的な幸福には全く価値を見いださず、全てを捨てアラスカの荒野へ向けてヒッチハイクで1人旅に出る映画です。
個人的には、アメリカ映画お決まりの卒業記念『新車』プレゼント!!のシーンで、"元気なダットサン"があるのになぜ?と、半ギレ状態で父親に噛み付くシーンで引き込まれてしまいました。映画開始からわずか10分足らずの事です。
青年は自分の『物差し』をシッカリと持っており、時にはダイナミックな行動を取りますが、非常に知性的で律儀。好感を持てる青年です。そんな彼だから、旅で出会う人達にも非常に愛されております。
男性の方なら誰でも一度は抱いた事がある『冒険心』を、この青年は本当に実行しております。が、いわゆる若さゆえの... というのとは少々異なる気もします。
放浪名"Alexander Supertramp" クリス・マッカンドレス氏の実話なので、リアルなストーリー展開です。
アラスカの"Magic Bus"での本人ショット↓