題名の通り、フランス人デザイナー『ココ・シャネル』を題材とした映画です。
孤児院育ちの彼女のお針子時代〜あの普遍的なデザインを持つ『シャネル・スーツ』に到達するまでが描かれております。
身一つのシャネルが持つパワーや、弱点、ちょっと曲がった性格。非常に魅力的な女性です。
そんなシャネルを映像で見ると、1人だけ現代人のようでびっくりすることが多かったです。
服飾の観点のみで見ると浅く感じそうですが、その点の重要なポイントは全て入っているかと思います。
ファッションはあくまで『良いデザイン≠普遍性=正しいデザイン』のようで、"建築"に近い気も致します。
ただ、この等式は"物"に限らず何にでも言える事ですね。
時代設定が、かなり飛び飛びの内容の為、欲を言えば2〜3本立ての7時間映画ぐらいで制作して頂きたかった内容です。